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熟年離婚
熟年離婚について
熟年離婚とは、一般的に、長い期間連れ添った夫婦が離婚することを指します。
どの年代の離婚にも様々な理由があるものですが、熟年離婚がみられる年代では、子供が独立したことによる夫婦関係の変化や、舅・姑との関係、介護問題、夫の退職のほか、長年我慢してきた性格の不一致などが離婚の要因として挙げられます。
通常、熟年離婚は夫婦が40~60代以上になる頃に発生し、結婚生活が長くなることから、若い年代とは違った複雑な問題を抱えているケースが多くみられます。
財産分与や不動産の問題など、取り決めが必要なことが多くなる傾向にありますので、離婚に踏み切る前の早い段階で弁護士にご相談されることをおすすめします。
熟年離婚で問題になりやすいことは?
結婚後20年以上経った段階での離婚のため、子供が独立していることが多く、親権や養育費、面会交流といったことが問題になるケースはあまりありません。その一方、婚姻期間が長いことから夫婦で築き上げた財産が多く、退職金を含む財産分与や年金分割、持ち家や土地などの不動産で揉めるケースが多くみられます。
なお、財産分与とは、結婚している間に夫婦が共同で築いた財産を離婚時に分配することであり、財産分与は財産の名義にかかわらず行われることになっています。
配偶者の退職金
配偶者の退職金も財産分与の対象となりますが、退職金が受け取り前である場合は、確実に退職金が支払われるのかを確かめる必要があります。
また、退職が近い熟年離婚のケースでは、基本的に将来の退職金の額を元に計算することになります。
持ち家など不動産がある場合
熟年離婚では持ち家を所有している場合が多く、売却して現金を分け合うのか、または、どちらかに譲渡して住み続けるのか、財産分与の方法を決めなければなりません。
また、離婚による不動産の売却は住宅ローンの状況が影響しますので、不動産の財産分与に関して不明な点がある場合は、弁護士のアドバイスを受けられることをおすすめします。
離婚後の生活を考えて判断を
専業主婦・主夫の方の熟年離婚は、離婚後の収入が大きな問題となるため、離婚後に安定した収入を確保できるのかに加え、離婚の際の財産分与や年金分割についても事前に準備しておくことが重要です。
京都市中京区のかねだ法律事務所では熟年離婚に関する問題に対して、詳しい事情をお聞きしたうえで、第三者の立場から、かつ法的な根拠をもってアドバイスをさせていただきます。
そもそも離婚をするべきかどうか迷っておられる方も、話すことで整理され、最適な選択肢が見えてくることもあります。
熟年離婚についてお悩みの方は、どうぞお気軽に京都市中京区のかねだ法律事務所へご相談ください。